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等々の要素により、今後のマリーナ産業は種々の影響を被ることになろう。なお、今後のマリーナの特徴を列挙すると、

→ 主要都市からは離れているものの高速道路からアクセスしやすい場所での開発(例えばホークスベリー川沿いのブルックリンにあるフェンウィックス・マリーナ(Fenwick's Marina)などは、「シドニーとニューキャッスルをつなぐ高速道路から数分で、シドニー北部の郊外からアクセスしやすいマリーナ」としてPRされている。)

 

→ 適切な投資回収を目的としたマリーナの大規模化

 

→ 使用料や維持費の削減を求める利用者のニーズに応えるとともに環境に優しい設備を実現すべく、大型マリーナにおける陸上保管 設備の増加

 

→ 宿泊設備、ボート以外の水に親しむレクリエーションの設備、高度なボート取扱い設備や小売店等の設置並びにサービスの質的向上等によるマリーナの高度化

 

となろう。

しかし、今後も多くの小規模マリーナとの競合は残されており、政府がスウィング・ムアリングのチャージを増額させない限り、大型マリーナの潜在的な利用者の多くが廉価で自宅に近い小型のマリーナを引き続き選択することになろう。

 

 

 

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