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このような観点から、米海軍は高度に移動性が高く、自己充足的で沿岸を主戦闘海面とするいわゆる沿岸海軍への準備を着々と進めていることは第2章でふれた。沿岸海軍で主役となる艦艇は、空母、沿岸用潜水艦、沿岸用駆逐艦、戦略シーリフト船等である。

また、現在では議論の域を出ないが、海兵隊は陸軍と合体して水際作戦後内陸200マイル程度まで作戦を進められる戦闘集団へと改質すべきであるとの意見もある。沿岸海軍では、エアー・クッション艇、ヘリコプター、上陸用舟艇、水陸両用車等が重要な役目を担うことになる。

上記のハードの中には、沿岸駆逐艦DD21のごとく既に設計が開始されたものもあるが、大部分の軍事技術の開発はこれからであり興味ある展開が予想される。軍事技術の民生転換についてもある程度道が開かれつつあるので、こうした技術の活用を新事業にいち早く結びつけるという観点からも、今後ともこの分野の動向に注目していく必要がある。

 

 

 

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