シアヌークビル港には、最大10,000DWTの船舶が入港可能。最近の修復によって、貨物取り扱い能力は年間100万トン程度になったと見込まれている。また、コンテナ港としても次第に重要性が増している。石油荷役用の桟橋は、メインポートの北10キロメートルにある現在稼動していない製油所にあり、もっぱら輸入に使用されている。ここでの船舶収容能力は、最大1,500DWTで、能力が不足する状況になっている。
現存の桟橋の修復と新規のコンテナ取り扱い設備の建設が最近アジア開発銀行の融資によって実施され、また、日本の援助により港全域に及ぶマスタープランが策定された。
最近の調査によれば、プノンペン港と修復後のシアヌークビル港をあわせた貨物取り扱い能力は、少なくとも今後5年間の海外向けの貨物需要を満たすものとなっている。