【5】旅客ターミナルの概要
PSAコーポレーションが運営するシンガポール・クルーズ・センター(SCC)は、1991年にオープンした初の旅客専用ターミナルで、ワールド・トレード・センターのサイトにあり、3バースを有する国際旅客ターミナル、近海フェリーターミナル(近くのインドネシアの島々及びマレーシア航路)、及び国内フェリーターミナル(シンガポールの南の島々への航路)から成る。さらに、1995年には、近海フェリーターミナル(マレーシア及びインドネシアの島々への航路)として、2バースを有するタナメラ・フェリーターミナルがオープンした。これらの他に、パシール・パンジャン・フェリーターミナル、ウェストコースト・フェリーターミナル等がある。
SCC国際旅客ターミナルの寄港隻数及び旅客数は、オープン当初の1991年に276隻、13万人であったものが、1998年には1,691隻、105万人と大幅に増加している。
1998年12月に、SCCでは1日当り3,000人、年間150万人の旅客を扱えるように施設を増強し、270メートル級の大型クルーズ船の受入れが可能となった。