2] BOXNET
コンテナ・ターミナルと運送事業者の間の調整を行うEDIシステム。このシステムを通じ、船舶の荷役スケジュールや貨物の搬出スケジュールなどの情報が運送事業者に提供され、ターミナルに出入りする車両とコンテナ・ターミナルのスケジュールが調整され、配車の無駄が解消される。
3] CITES(Computerized Information Telephone Enquiry Service)
港湾利用者の便のため、電話を通じたバース情報、コンテナ情報、貨物情報等の提供、輸出承認番号の更新、紹介等のサービスを可能とするシステム。
4] CICOS(Computer Integrated Convention Operations System)
非コンテナ・ターミナルでの貨物の積み下ろし作業等の計画を作成するシステム。
5] “FLOW-THROUGH” GATE SYSTEM
コンテナ運搬車がPSAターミナルのゲートを通過する際、TVカメラ、トランスポンダーやコンテナ番号自動識別装置等により、瞬時に通過することができるシステム。コンテナの積み下ろし位置も自動的にドライバーに通知される。
【4】海外におけるターミナル共同開発プロジェクト
PSAコーポレーションは、世界のハブ港を目指し、顧客のニーズに応えるべくサービス網を拡大するため、シンガポール港の運営等で培ってきた経験とノウハウを世界の港湾の管理・運営及び開発に活用することにも力を入れており、1996年に中国・大連港のコンテナ・ターミナルの開発プロジェクトに参画したのを皮切りに、既に世界の7つの港でターミナルの共同開発プロジェクトを展開している。
1998年には、これらのターミナルで1.5百万TEUのコンテナを取り扱った。PSAコーポレーションは、2007年までに少なくとも10百万TEU取り扱うことを目標としている。