日本財団 図書館


105-1.gif

図1 開発の工程

 

2.1 本年度の開発

(1) 操船パターンの調査

全国の代表的なバースにおける、VLCCの標準的な操船を調査し、その結果から、一連の操船パターンを抽出・整理した。

(2) 分散協調システムの設計

マクロな指令を個々のタグボートヘの指令に変換する方式を検討した。

実船への適用条件を検討し、それを満たすように、システム全体の構成を設計した。

マクロな指令を与えるためのユーザ・インタフェイスを開発した。

操作部から与えられた制御力を、タグボートの推力に分配する機構を開発した。

(3) 実船への適用の準備

KGPSによる位置と方位の検出を実船試験によって評価した。

本船とタグボート・陸上との通信には、無線LANを採用することにした。

(4) 操船シミュレータによる分散協調システムの評価

試作したシステムによる操船を、開発用シミュレータによって評価した。

 

2.2 来年度の計画

(1) 実船試験の準備

訓練用シミュレータによる評価:第三者による評価を受ける。

システムの改良

無線LANの試験:タグボートとの通信、外乱データの転送

(2) 実船試験による評価

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION