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ただし結果をプリントアウトするためには406EPIRB用性能測定器のプリンターを利用できるようにした。(外部専用プリンターでも利用できる。)

測定回路としては3個のフォーンアンテナの小型化を行い回路校正を見直し従来よりよりいっそうの性能の向上と小型化を行った。又データーの処理のためのCPUを406EPIRB用性能測定器と同じ物を用いプログラムの作成を従来のアッセンブラよりC言語に置き換え多くなったプログラムの開発の時問を削減した。

回路構成としては大きな変更を行うことは出来なかったがアンテナの小型化及び表示装置の採用とプリンターの省略にて何とか小型化することが出来た。重量は3.9Kgに抑えられた(従来品11.5Kg)。

 

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写真1 9GHzサーと性能測定器

 

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写真2 406EPIRB性能測定器

 

3. まとめ

 

軽量化、小型化に関し従来製品より十分な成果が得られた。その他の項目に関しても製作過程における考察で十分な結果を得ることが出来ました。耐震、耐水等は製作時における工程及び管理等の問題を含んでおり製造時の管理を十分に行う必要がある。

今回の開発に関しては従来の当社の測定器を基盤に置き新たに研究開発を行うことで短期間にそれなりの成果を収めることが出来ました。

将来における問題として電子部品に関し市販である物を利朋し設計を行わざるを得ないため部品の製造中止などによりどのように変化させていかなければならないか予測もつかず、少量の測定器等の開発は問題を含んだ状態でいかざるを得ず回路構成の変更、CPU部分の入れ替え等メンテナンスを考慮し進めなければなりません。

当測定器の使用に併せサート用 可搬式電波暗箱、水圧センサー可搬型性能測定機等を加えGMDSS無線設備の船上における検査等のためのガイドラインにそった装置が1式そろえることが出来ました。

 

 

 

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