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2.5.3 荷役設備及び搭載能力

ランプウェイ 幅5m×長さ20m(約2.5mフラップ付き) 1式

可動甲板 油圧シリンダー駆動、最大可動量約1.6m(約幅5m×長さ10m) 1式

船内天井クレーン 最大吊上荷重20t(コンテナ用スプレッダー装備) 1基

下層貨物倉用ハッチカバー

フラッシュタイプ・フォルディング型(約幅6.10m×長さ6.6m) 8枚

フラッシュタイプ・フォルディング型(約幅4.85m×長さ6.6m) 4枚

倉内セルガイド コンテナ用セルガイド 1式

車輌甲板搭載能力 車輌(20'コンテナ用シャーシー 8.66m×2.49m)換算 26台

下層貨物倉搭載能力

20'コンテナ(6.058m×2.438m×2.591m) 22TEU

冷凍コンテナ用プラグ 220V用×22口及び440V用×22口

 

2.6 船体構造の単純化及びユニット化の検討

本年度船型開発したC船型は、昨年度のB船型に対して、推進性能面では大差がなく、建造コスト面では大幅な削減が可能となったが、さらに建造コストの削減を推進する目的で、船体構造の単純化及びユニット化の検討を行った。

 

2.6.1 船体構造の単純化の検討

船体構造では、特にサブ材の組立作業や溶接作業の単純化について検討を行った。図20に単純化を採用した中央断面図のトランス構造部を示す。具体的な検討事項は次の通り。

1) 特設肋骨の端部形状

特設肋骨端部の“R”処理箇所は、甲板桁との突き合わせの上ブラケット処理とし、面材の曲げ加工を減らす。

2) 船首尾部の特設肋骨

曲線部が緩やかな特設肋骨やサイドストリンガー等では、前記の他に面材の取付け部分を極力直線化し、曲げ加工を減らす。

 

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図20 中央断面図

 

 

 

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