昨年度船型(A船型およびB船型)および本年度船型(C船型)の剰余抵抗係数、自航要素、推進効率、EHPおよびBHP等の比較を表4(1)および表4(2)に示す。C船型は、A船型およびB船型に比べ、主にプロペラ効率が低いために推進効率ηは劣るものの、EHPではトリムタブ無でB船型と同程度、トリムタブ付では明らかにA船型、およびB船型より優れている。トリムタブ付のC船型は、70%載貨状態<トリム0.60m、70%載貨(2)>の20.0ノット相当で、A船型に対して11.5%(トリムタブ無では5.2%)の馬力減少、B船型に対して2.3%(同じく9.6%)の馬力増加である。