基盤協(2000)の計算で用いられた残存率を、40年船齢ですべての船が解撤されるとして修正して計算した(図2.1-4)。2014年までは必要船腹量(TBj)の過多に影響されない。
2.1.3 輸送容量の予測結果のまとめ
以上の総船腹需要量(TBm)及びの総解撤喪失量(TLim)の予測結果から輸送容量(TCijkm)が算定できる。
先に述べたように、m+1年の輸送容量(TCm+1)は下式のように新規船腹需要量(TBm)とm年の輸送容量(TCm)の和として以下のように整理されるが、船型jあるいは船齢kの分布系で見た場合は船型j及び船齢kに属する解撤喪失量(TLim)の関係式になっている点に留意されたい。
これは、前項で述べたように、船型j及び船齢kに属する解撤喪失量(TLim)がリプレース後に船型の振り直しが行われるためである。
タンカーの輸送容量(TCjm)をupper caseを
表2.1-7にlower caseを表2.1-8に、バルカーの輸送容量(TCjm)を表2.1-9にそれぞれ示した。
輸送容量(TCijk)を総量で見た場合
TCm+1=TCm-TLm+TDm
=TCm-TLm+(TBm+TLm)
=TCm+TBm
輸送容量(TCijk)を船型jあるいは船齢kで見た場合
TCjkm+1=TCjkm-TLjkm+TDjkm
=TCjkm-TLjkm+(TBjkm+TL'jkm)