1.1.3 船舶カテゴリー別の燃料消費量・CO2排出量の基本式
以上より、船舶の運航と燃料消費量を表現する基本モデル式は次のとおりとなる。
または
Pijk=RTijk×TRijk
=RTijk×(Aijk×αijk×Xijk)
=RTijk×(Kijk×αijk×Xijk×νijk×Sijk)
Pijkについてi、j、kの和をとれば、外航船舶が一年間に消費する燃料の量になるし、j、kの和をとれば船種別の燃料消費量(Pi)になる。
従って、単位燃料量あたりのCO2排出係数をEFCO2とすれば、カテゴリー別のCO2排出量EMCO2ijkはEFCO2×Pijkと表現され、外航船舶によるCO2の総排出量はi、j、kでの総和となる。以上をまとめると、外航船舶の燃料消費量ならびにCO2排出量を計算する過程は図1.1-1のとおりとなる。