鞍埼(くらさき)灯台
〜日本最古のコンクリート造り灯台〜
鞍埼灯台は、1884年(明治17年)に我が国初のコンクリート造りの灯台として、当時としては巨額の総工費55,073円余りをかけて建設されました。当初1等レンズや機器類はフランスから輸入し使用されましたが、戦時中に6回の空襲を受けて破壊され、戦後3等レンズを使用して復旧しました。
1965年(昭和40年)まで職員4人が家族とともに灯台構内で生活していましたが、発動発電機が導入され電化されると同時に無人化されました。
併設されている鞍埼水島照射灯(1,680m離れた水島を照らす)とともに職員が定期的に巡回点検を実施しており、無線回線を利用して、管理事務所において常時監視しています。
この施設の異常を発見した場合や何かお気づきの点がございましたら、下記の管理事務所までお知らせください。
位置 北緯31度30分52秒 東経131度24分57秒
光り方 20秒ごとに白光を2閃光(群閃白光 毎15秒をへだて5秒間に2閃光)
光の強さ 60万カンデラ
光の届く距離 24海里(約44キロメートル)
高さ 地上から灯台頂部まで 14メートル 水面から灯火まで 約93メートル
管理事務所 第十管区海上保安本部 油津海上保安部
電話 0987-22-3264