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図:売上高当期純利益率の推移

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注:大宇重工業は-79.2%(1999年)、三湖重工業は-25.1%(1993年)、-24.2%(1994年)、-53.0%(1998年)、-46.0%(1999年)

 

売上総利益率は、現代重工業、三星重工業の2社が20%近く、良好な水準を示している。他方、韓進重工業は、売上総利益率が回復しているのに対し、大宇重工業は、低下傾向を示している。大宇重工業の場合、近年、安値受注が目立っていると言われているが、売上総利益率でもその影響が認められる。三湖重工業は、売上総利益段階で既に赤字となっており、深刻な状態である。その原因として、製造原価、特に外注加工費、減価償却費、リース料を中心とした製造経費の負担が過大であることが指摘できる。

全般的には、日本の重工業企業に比べ、韓国企業の売上総利益率は高いのが特徴である。

 

図:売上総利益率の推移

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