注:その後、三星自動車と大宇電子との間のビッグディールが検討され、ビッグディール構想の象徴となったが、結局、不成立に終わった。また、表以外の分野でもビッグディールが検討されたものの、成立していない。
他方、「ワークアウト」は中堅財閥以下の企業を中心に(後に大宇が申請)、個別企業単位に財務構造を改善する構想である。ワークアウトを申請した企業は、その間、借り入れ資金償還延期、支払い利子減免、借入金の出資転換といった金融措置を受ける代わりに、事業、財務の健全性を向上させることを求められる。「ワークアウト」構想は全般的に十分な効果を挙げていないと指摘されている。
4] 労働部門
さらに労働分野については、整理雇用法の制定で企業の従業員解雇を認めることで企業の競争力回復を図る一方で、労働市場の流動化を通じて労働力のミスマッチの解消を目指している。