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サービス実験の結果からは、共通項になり得るものとして、電子マニュアルがあった。サービス実験に用いた電子マニュアルの内容・レベルではまだまだ満足できるレベルではないが、船社・船舶管理会社側は今後の機能の充実さや情報コンテンツの内容如何によっては十分に有効であることを認識し、また提供側となる舶用メーカ側も今後にメーカとして提供すべきものとしての意識は各社で一致している。

 

電子マニュアルという言葉からは、単に紙のマニュアルを電子的に変換しただけと捉えがちであるが、ここで指すものは当然にその程度のレベルではない。

情報通信ネットワークを介して、ユーザは常に最新の情報コンテンツにアクセスすることができ、また提供者の側もユーザに関する情報を入手できるような、双方向性を持った機能を実現するものである。

 

本調査研究における“e-サービスプレイス(ポータルサイト)”は、表4-1に示すような情報・機能を、インタフェース的には電子マニュアルを核として提供するアプローチをもって、以降に示す概念設計を行った。

 

 

 

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