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第4部 トラクター安全運転作業心得

 

1. 始業点検

(1) エンジンオイル・燃料・冷却水量・タイヤ空気圧等の点検確認

(2) エンジン各部からの異常音はないか確認

(3) 各スイッチ・メーター表示ランプ・計器類の点検、作業状態確認

(4) フットプレーキ・サイドブレーキ・バックブザー等の点検確認

 

2. トレーラ接続、切離し作業

(1) トレーラを連結したらカプラーとキンピングが、確実にロックされているか確認する

(2) トレーラーを接続、切離する時はエアーホース、ケーブルも確実に脱着する

(3) トレーラーを切離す時は、ランディングギャーを床面まで確実に下げてから切離す

 

3. 走行運転

(1) 制限速度を遵守

(2) ヤードの標識、標示による規制を守る

(3) 急カーブする時、見通しの悪い曲がり角等に於いては、徐行し安全を確認する。

特に、オーバーハイトコンテナ等の場合、横転事故防止のため最徐行する

(4) 走行時は、ランディングギャーが確実に上がっている事を確認する

(5) ガントリークレーンのレール、トランステナーの走行レーン、及びステアリングゾーンには駐停車してはならない

(6) 運転席から離れる時は、サイドブレーキを掛け必ずエンジンを切る

 

4. 本船荷役作業、及びヤード作業

(1) コンテナ、及びハッチカバー等を吊っているガントリークレーンの下には入らない

(2) 本船荷役に従事しているトラクターは、船側指揮者の指示に従って位置合せを行う

(3) コンテナまたはスプレッダーが充分巻上がったのを確認してから発進する

(4) ゲートまたは移動ゲートでコンテナのダメージチェックを受ける時は、チェックマンの合図に従い、安全を確認してから発進する

(5) 本船揚積するコンテナの番号違い、ダメージ等があればセンターに連絡し、支持を受ける

(6) 冷凍コンテナを積卸する時には、電源ケーブルの脱着状態を確認する

 

5. トレーラのCFS付け、及び引出し作業

(1) トレーラをCFS付けする際ドックボードに接触させないよう注意する

 

 

 

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