○ 先ずイパーブについての検討をするということは結構と思うが、ユーザーの立場からは、ここで小型船舶に対しては小型船向けの新たなイパーブ搭載で対応するといった方向付けするような書き方にならないよう配慮願いたい。既存の機器、例えば携帯電話の利用といったことも、小型船舶にとっては重要と思う。
□ 今後の調査研究の方向については、次の第4章において記述することとしているので、第3章では結論に結びつくような記述は避けるものとする。
◎ 例えば、小型船舶用として小型船用イパーブというものがあるにも関わらず、何故この普及が上手くいっていないのかといった理由については、第3章で良くまとめられており、今後機器の普及を検討する上での参考になると思う。ただ報告書の内容としては、3.4.3「その他の機器類の検討」の内容をもう少し充実させる必要があると思う。
□ 報告書の構成については、報告書の作成期限も迫っているが、皆様からのご意見を元に事務局で検討し、修正することとする。
◎ 第4章の中に、「…国民のニーズ…」という言葉が出てくるが、これについては「…海上活動者のニーズ…」程度に止めるのが良いのではないか。
□ その様に修正する。
○ 4.2と4.3の順番を入れ替えた方が良いのではないか。
◎ 4.2と4.3の順番はこのままでも良いと思うが、4.3の標題は、「その他の通信システムの調査研究」ではなく、「他の通信システムの調査研究」とすべきであろう。
□ その様に修正する。
△ 本委員会においては、非GMDSS船について、遭難時の連絡手段を確保するためにどうあるべきかを検討するということであり、例としては、現在非適用になっている船舶に対するGMDSSの適用、また非適用船に対するこれの普及等を検討検討しても良いと考える訳であり、それによって対策も見えてくるのではとも思う。
○ それについても来年度の研究課題として認識している。
◎ 4.2の標題としては、「非GMDSS船舶用小型イパーブ等の調査研究」としてはどうか。また、第4章の前文において、「…船舶・人的被害対応…」とあるところは、「…船舶・人的災害対応…」と修正すべきではないかと思う。
○ 4.2の「…外国における開発事例の研究…」は、「…外国における開発事例の調査…」程度に止めておくのが妥当ではないか。
□ そのとおり修正する。
◎ 4.3最後の(参考)の部分は、あえて必要ないのではないか。
□ ご指摘のとおりと考えるので、削除する。
○ 資料編のアンケート調査用紙の別添として添付されている「緊急時に使用できる既存の通信機器」の表の中で、「MCA移動無線」については、機器名を「MCA無線」とし、周波数は「352/1500MHz」を「800/1500MHz」に修正願いたい。
□ その様に修正する。
4] 本年度最終の委員会に当たり、日本海難防止協会田島常務理事が挨拶を行った。
5] その他特段の意見なく、委員会を終了した。