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8. 切った木の処理

 

(1) 細い木の場合

細い木は作業に好都合な場所に方向を揃えて集め、あとで1mほどに切って束にし林から運び出します。急斜面の場合には、杭を打って斜面に水平に柵のように柴をひっかけておくこともあります。こうすると、土砂崩れの防止となるとともに、腐ったものが肥料となります。

 

(2) 太い木の場合(玉切り)

太い木はもしつるが絡んでいればまずつるを切り、枝をはらいます。また、最初に上側の枝を切り、木が安定しているのを確認してから下側の枝を切ります。この場合、切る枝と反対側に立って足元をよく確かめ、株元からこずえに向かって枝を切ります。特に鎌やナタを使う場合は、切る枝と同じ側に立つと、刃物が跳ねて足を切ることがあります。

枝をはらっている木が突然動き出すこともあるので、できるだけ幹の山側に立って作業します。特に、利き枝(その枝が木を支えているもの)を切る場合は、必ず山側に立ちます。利き枝は一気に切らず、まず軽く刃物を当てて様子を見て、安全を確かめてから切ります。

木を切り倒す場合は、枝はらいがしやすい場所へ倒すことを考えるとよいでしょう。枝はらいが終わったら、その木の利用目的を考慮して搬出可能な長さに切り(玉切り)、平地や林道付近へ集めます。

中高木は、切った木を処理してから次の木に移ります。切り重ねてゆくと処理が困難になるし、危険を伴います。潅木はある程度切ってから、片付けてもよいでしょう。

 

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切り出した間伐材は目的にあわせて玉切り

 

 

 

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