(3) 定位<図2-2を参考に>
定位とは、平板を一定の方向に正しく固定することを言います。既知の地上の基準点A、Bが図上の点a、bとして描かれているものとすれば、操作は、次の順序によって行います。
・A点に平板を据え付け、方向線abにアリアードの定規縁を沿わせます。
・前方のB点を視準し、この線上に入るように平板を水平にゆっくり回転させます。
・視準(見て合わす)が線上と一致したら締め付けネジで固定します。他に、磁針による方法があります。この方法は、定位したときの磁針方位を用いて平板を定位する方法で、特に見通しがとりにくい場合などに使うと便利ですが、図面の誤差が大きくなります。(A→Bは見えるがB→Aは見えない場合)