日本財団 図書館


・距離測定用器具

巻尺(30〜50cm)、ポール、杭

・製図用具

図紙、押ピン(セロテープ)、筆記用具、三角定規、三角スケールなど

■平板の据え付け

平板を据え付ける作業を平板の標定といいます。標定は、位置・水平・方向の3条件を満足しなければなりません。その操作は、致心(位置)整準(水平)定位(方向)の3段階に分けて行います。

(1) 致心〈図1-3・図2-1を参考に〉

致心とは、求心器により地上点と対応する図紙上点を同一鉛直線内に導く作業のことです。

操作は、次の順序によって行います。

・目測で地上の点と図上の点とがほぼ鉛直線上にあるように平板を据え付けます。

・図上の点に求心器の先をあてて、下げ振りを下ろします。

・下げ振りの垂球を地上の点に一致するように平板を移動させます。

 

054-1.gif

(図2-1)致心

※急斜面に据える場合は、脚を谷側に2脚、山側に1脚にすると据えやすい。

 

(2) 整準

整準とは、平板を水平にすることです。

操作は、次の順序によって行います。

・平板を目測で水平にします。

・図2-1のように2個のネジS2、S3と平行にアリダードを置き、このS2、S3の整準ネジでアリダードの中央部の気泡を中央に導きます。

・アリダードを90°水平に回転させてS1のネジで気泡を中央に導きます。上記の操作を数回くり返して図版上のどの位置においても気泡が中央にあるようにします。

 

 

 

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