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平成7年

・美しい村づくり委員会の環境づくりの活動が評価され、埼玉県の「さいたま地球環境賞」奨励賞を受賞。

・水を生かした地域づくりを進めている地域として、「浮野の里」が国土庁から「水の郷百選」に選定される。

平成8年

・枯死や水路整備等で伐採されてしまったクヌギ並木を復活させるため、クヌギの苗木275本を植栽。

*その他の活動として、県天然記念物の「浮野」地区を中心に、草刈り、清掃、田の埋め立て防止対策などを実施。

 

3) 「美しい村づくり委員会」から「浮野の里・葦の会」へ

 

埋め立て計画も時は中止されていたが、建設ブームにより再燃する様相を呈してきた。そこで、今後の地域の在り方について地域住民で議論する機会を何度か設け、話し合いが積み重ねられた。その結果、この静かな環境を保全しながら、ここを都市住民に憩いとうるおいの場として提供しながらイベントなどにより交流を図り、地場産品の直売などを通じて地域の活性化に結びつけようという方向がまとまった。

この考え方にふたつの大字(北篠崎、多門寺)の住民302名の賛同を得て、平成9年4月に「美しい村づくり委員会」を発展的解消して「浮野の里・葦の会」を新たに設立したのである。

 

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写真3-1 クヌギ並木と田堀の水面。こうした環境を守る活動が各方面から認められた

 

 

 

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