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若干難点があるとすれば、交通の便です。今後、観光も含めて交通面のプロモーショナルフェアといいますか、もう少し便宜を図られればと思います。3つ目はどのようなコンベンションがいいのかということですが、一番ふさわしいのは企業のインセンティブミーティング、もう1つはスポーツを中心としたもの。もう1つは宮崎ならではの創造型コンベンションをつくってほしい。4点目はレディースプログラムです。

最後にエージェントがアクションを起こすことをお約束申し上げます。

【向山】強調したいのは、広域観光に南九州三県で取り組んでいただきたいということ。海外プロモーションも総論の段階ではなく、どの地域、どのルートを売るかです。ねらいを定めて進めていただきたい。

それから全くのアイデアですが、外国人を呼ぶのに不動産・別荘あるいはマンションなりを外国人に買ってもらえば滞在型といいますか、1年に何回も訪ねて来てくれると思います。宮崎は保養地といいますか、リゾートとして、絶好の場所ですので、その点だけ付け加えさせていただきます。

【岡崎】国際会議向けのプロモーティブな運賃を実施していきたいと考えております。その中で東京や大阪の大都市で行われるコンベンションのアフターコンベンションをチャーターで宮崎に持ってくる。これを商品化していきたい。

また、情報の強化が指摘されましたが、インターネットをただ発信するだけでなく、海外の有力ウェブヘ組み込んで、細かいインフォーメーションを発信していくことが必要ではないか。

最後に私どもは沖縄、札幌に次ぐ第3のデスティネーションキャンペーンを、宮崎用に飛行機を1機塗って4月から運航することをも考えております。もう1つは6月に「世界アマチュア囲碁トーナメント」を私どもの主催で開催いたしますので、鹿児島、熊本をコンバインしたいと考えております。

【矢澤】会議が続くと、どこかで心の癒しが必要となります。アフターコンベンションでエンターテインメントに心を止めていただくことが必要ですが、例えばクラシックを聴かせ、心を癒す場を設けることも必要と感じました。

宮崎は素晴らしい景観を有をしておりますが、古墳群をエコ観光の一環に入れ込む必要があるのではないか。もう1つはこれからは自動車が主体になりますから、交通網を充実してもらえたらというのが実感です。

【谷島】ユニバーサルツーリズムの基盤整備を推進していただきたい。1人歩きができないという話もありますが、設備、サービスのほか価格面で低価格化への努力をしていただきたい。それからもう一度南九州のよさを見直し、国内旅行の需要を喚起していただきたい。

【柳田】国際コンベンションの誘致ということになりますと、まず国内の競争になると思います。また、最近のキーワードは人的交流です。そういう意味ではボランティア活動が重要度を増してくるのではないか。もう1つは高齢社会への対応、バリアフリー対策も重要と思います。さらに最近求められるのは清潔な感じのするものです。宮崎は30年、40年前のノウハウをもう一度見直し原点に返って邁進をしていただきたい。

【山口】今から43年前に私は遊びにやってまいりました。自然が素晴らしく大変感激して帰りました。果たしてどのぐらい変わったのかと思いましたら、変化をすることなくそのまま来てしまったのではないか。

これからどう変わるのか関心を持っております。サミットで1つの実りあるものができあがったのかなと思いますが、逆に、今後もサミットのイメージに依存していいのだろうかと危惧を感じているところです。

小林市と都城市の間に高原町という町があるそうです。そこに御池というのがあり、サンコウチョウという有名な渡り鳥がいるのだそうです。それからアカシオグーという渡り鳥は非常に貴重な鳥だそうです。大事にして力を入れて迎える必要があると思います。また、広域観光については神話と絡めて宮崎の祭りをどういうふうにつくりあげていくのかも大事なことではないか。それから宮崎は果樹に力をいれているようですが、全国に広報宣伝する必要があります。

 

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意見交換会のもよう

 

 

 

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