榎木/もう一言いえば、新しい、今まで知らなかった自分と出会うっていうのは、非常に、旅先でありうるわけでね、「へえ、自分って、こんな所あったのか」って自分で驚いて旅ができると、最高に楽しい旅です。
司会/星野さんは、これから旅をするのであれば、どういった所に行ってみたいと思われますか?
星野/世界でいえば、私は、氷河とかに囲まれた事がないので、結構、ジャングルとか、砂漠とかは行ってるんですけど、氷河関係は行ってないんです。思いっきり寒い所で。だからね、氷河に囲まれてね、何か、叫んでみたいの。
司会/星野知子さんが、皆さん想像してね、氷河に囲まれて叫んでみたい。
星野/山に登って、「ヤッホー」とかっていうような感じでね、氷河でそうやると、どうなんのかなあみたいな感じなんですけどね。
司会/榎木さんは、どういった所にお出かけになってみたいと思われますか?
榎木/私も星野さんも、ほとんど参考にならない事ばっかり言ってるのかも知れませんけれどもね、普通は、氷河に行って叫びたいとは、あんまり思わないんじゃないかなと思うんだけれども、同じような体験で、私は、チベットの山奥で、一人で絵を描きながら叫んだ事ある。もうね、あまりにも気持ち良くて、叫ばずにはいられなくなって、絵を描きながらね、「あー」って叫びながら、すごい勢いで、何十枚も描いてしまった事あるんですよ。多分、変な奴だと思われたんじゃないかと思う。でも、そういう事って大事ですよ、自分を開放できる場所ってね。そういう意味では、日本では、僕は、もっと、島、離島、いっぱい興味ある所あるんでね、そういう所、いっぱい行きたい所はありますけどもね。
司会/星野さんは、日本国内でしたら、思い出の場所は、秋田とおっしゃってましたけれども、どういった所に行ってみたいと思われますか?
星野/私ね、日本を、あまり、実は知らなかったって言うと何なんですが、すごい車酔いが、子供の頃から激しくって、修学旅行も、やっとの思いで行ってたんで、旅行、大嫌いだったんですね。だから、あんまり日本を知らないうちに、海外にいっぱい行っちゃって、結局、あんまりわかってないんですよ。で、海外にたくさん行ってから、日本に戻ってくると、日本って何て素晴らしい国だろうと思うの。すごい小っちゃい国でしょう、世界の中では。でも、すごい小っちゃいのに、これだけ、四季がはっきりしてて、雪は降るは、夏は…花が咲くはね、こういう国ってないんですよね。で、小っちゃな国に凝縮されてて、人も、やっぱり、九州の人の顔と、やっぱり、東北の人の顔違うし、言葉も違うし、面白い国だなあと思ってるんですよ。ですから、私はこれからですね、本当に、日本を知るのは。
でもこの前、今月、沖縄、遊びに行ってきたんですね。沖縄を20年ぶりぐらいに行って、改めて、あの海の美しさね、日本には、全然負けないな、この海は、ものすごいきれいだなって思ったり、あるいは、食べ物でも、海ぶどうっていうのがあって、何かね、小っちゃいとんぶりみたいな物なんですけど、たぶん海で、養殖してるらしいんですけどね、そういう物とか、同じ日本でも、私が全然、まだまだ知らなかった食べ物もいっぱいあると思うし、何か、あまり、世界行く発見と、日本の中で旅する発見との、その感動の差ってそんなにないなあって。距離を行けば面白いとかっていうものじゃないですよね。