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司会/旅に行くと、大勢で行ったりなんかする場合に、意外な一面が表れたりとか、様々な事もあったりするかと思うんですが、お二人の場合、一人旅の方が多いですか?

 

星野/一人旅、最近してないんですよ。昔はやってたんですけどね。最近は、私はあまりないですね。行けなくなっちゃった。色んな事情とか。

 

榎木/僕も、仕事で行く時は、当然、スタッフと一緒ですから。

ただ、数で言えば、回数で言えば、圧倒的に、一人旅が僕は多いから、特に、一人旅の場合は、一番最初に行ってた頃は、荷物、結構大きくて、枕までは入れなかったけれども、色んな着替えを、いっぱい入れたりなんかしてたんだけれども、だんだん、回数を重ねるごとに、いかにして荷物を減らす事かっていうのがね、とっても、僕の中で大事な要素になりまして。だから、もう、1ヶ月、2ヶ月でも、大きくて、機内に、飛行機に持ち込める、手荷物1個、持ち込める範囲の大きさで。だから、預けなくても済む。

というのはね、どうしてかと言うと、旅をしてると、だんだん、荷物が邪魔になってくる瞬間っていうのがあるんですよ。特に大きいと、まだ、そうやって預けられたら良いけども、結構、辺境の地に行くと、バスで移動する時なんていうのは、バスの屋根に荷物載っけなきゃいけなかったりするのね。そうすると、係りの人に頼んでも、非常に心配だから、自分でわざわざ、屋根に登って、しっかり結ばってるかなあとか、あと、無くならないかなあとかね。そういう心配を始めてしまうと、何か、せっかく見える風景も見えなくなるという。

だからもう、最悪、無くなってもしょうがないやと思うような物しか持っていかないようになるし、現地で手に入るもの、例えば、洋服類もそうですけども、向こうで、何か必要があれば、買えば良いやと思えば、そういう物も、だんだん不要になっていって、もう、本当ね、割と、デイバックでも、ちょっと大き目のバックで、僕はいつも、1ヶ月くらいだったら、全然、一人の場合は平気になりましたね。

 

司会/でも星野さん、女性の場合は、そうもいかない場合ってありません?

 

星野/あんまり変わんないと思うんだけど。

ただね、現地調達は、そうですよ、大体、何にも無い所というのは、もう、現地調達というか、何もない所で過ごす場合は、何もいらないもんね。川で洗濯して、干して着てれば良いんだし。それ、平気なんです。だけど、現地調達して、便利だなと思うのは、中国とかに行った時に、洗面器買うんです。

これは、やっぱり、女性だからなんですけど、髪を洗うとかね、顔を洗うとか。大体、中国の奥地に行くと、ホテルに例え泊まったとしても、洗面所の栓が、まず無いのね。すごく汚いの。だから、あんまり、そこで水を溜めて、顔洗ったりは、ほとんど無理なわけ。で、お風呂もなかったりするから、大き目の洗面器を市場とかで買うと、本当に、100円とか、200円くらいで、昔の、何あれは、素材は、金の洗面器で、派手な金魚の模様とか、何か、派手な花の模様が描いてあって、鮮やかなの。あれを1つ買って、持ってるんですね。でも、それはかばんの中に入らないから、飛行機に乗る時も、バスに乗ってる時も、いつもこうやっていつも抱えてるのね。

でもそれは、もう、行く先々で、とっても役に立つんですよ。で、置いてかえろうと思ったんです。成田までこうやって持ってかえるのは恥ずかしいからね。洗面器抱えてね。派手だしね。でも、すごく愛着が湧いちゃうの。毎日、私、これで顔洗ってね、頭洗ってね、本当に、身体もそれで、お湯だけ汲んできて、それで身体拭いたりとか、役に立ったんですよ。ですから、もう、どうしても置いてこれなくって、家に持って帰ってきたら、結構ね、良いんですこれが。今、家で使ってるんですよ、ベランダで。ベランダでお洗濯する時に、それで使ってるの。そのたびに、中国の色んな思い出が、また蘇ってくるでしょう。家中、そんなものでいっぱいですよ。

 

 

 

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