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司会/タイトルが、「この今を生きる」やはり、講談社から最近出版された本でありますけれども、「この今を生きる」タイトルも、すごく印象的だなと思ったんですけれども、水彩画の絵が、また、とても美しいんです。星野さんの写真とは、また違った美しさがある、こちらの、「この今を生きる」という本なんですけれども、なぜこのようなタイトルをおつけになったんですか?

 

榎木/僕は、あまり、過去とか未来とか、別に、こだわってないと言うか、やっぱり、今を、一生懸命生きれば、それで良いんじゃないかなと、いつも思ってて、旅も、そのスタイルでやってきてるもんですから、色んな辺境の地も行きますけれども、旅先で何があっても、例え、もう、死んでも、後悔しないかなみたいな旅ばっかりしてるもんですから。

まあ、そんな危ない目には合いませんけども、ただ、星野さんも、ずいぶん色んな所に行かれてますけども、僕も、ほとんど、日本からは、電話連絡つかない所が大半なもんですから、そちらで行方不明になっても、しょうがないなみたいな思いですから、今を、一生懸命生きれば、それで良いんじゃないかなという思いが、いつもしてるものですから、このタイトルにしました。

 

司会/星野さんは、今まで色んな所を回られたかと思うんですけれども、旅というのは、回数をうかがうのは、何かと思うんですけれども、どのくらい行かれましたか?

 

星野/多い時はね、1年に半分以上、海外に行っていたりとか、長い仕事の時は、1月とか1月半とか行ったりしてますけど、あと、国の数で言ったら、40か50くらいかな。そんなに多くはないなあという気はするんですけれども。

 

司会/お二人とも、旅慣れてらっしゃるというような感じですが、いかがですか。

 

星野/というか、私と榎木さんは、今日、実は、初めてなんです、お会いするの。今まで、よく会わなかったなあって感じですよね。だけど、どうもね、お互いに、ちょっと意識はしてた。

やっぱり、二人とも、色んな所、秘境みたいな所、旅してたりとかね、旅自体を自然に、何か、楽しんでるような活動が多いんですよ。何か、頑張らないでね、自然に、どっか行っちゃって、ふらふらして帰ってくるみたいな、お互いにそういう旅が好きそうだと。そういう人って、わりと、役者さんとかではそう多くないので、今まで、何で会わなかったんだろうなって感じですよね。

 

榎木/僕もね、その写真集も、見せて頂いたし、あと、「トイレのない旅」というエッセイ、素敵なエッセイも出してる人なんだけど、それを読ませて頂くと、ほとんど、榎木の女性版、星野知子さんだなという気が、非常にしてます。

 

司会/じゃあ、お二人とも、計画的に旅をなさるというよりは、自然に、ああ、そうだなあ、今日は、今日はというか、例えば日本だったら、北海道に行こうかな、ふらっと旅にでるパターンが多いんですか?

 

榎木/そうしても、全然平気なタイプだと、僕は思うし、ドキュメンタリーの時は、スタッフが一緒だと、なかなかそうはいかないけども、僕の場合はね、インドなんか、結構長いんですよ。大体、1ヶ月、2ヶ月、一人で行くと、まあ、行きと帰りのチケットだけで、あとは、全く、計画立てた事もない、今日泊まるホテルも、行った先で探すタイプですから。もう、町で友達になったら、その人の家に泊めてもらうっていうのが、基本的な旅でしたから。

 

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