司会/私も拝見させて頂いたんですけれども、どれも美しい写真ばかりなんですよ。それで、「旅の写心館」写真って、普通、写すに真実の真と書きますよね。それが、星野さんのものが、旅の写す心と書いて写心館なんです。
星野/写真って不思議だと思うんですけど、自分が、すごくうきうきしたり、楽しい時に写真を撮ると、例え、それが風景でも、草花でもね、人でも、とっても、そこには、何か、ホッと暖かいような空気が流れてる写真ができるし、どんなに楽しそうな風景とか、子供たちが遊んでて、楽しそうだなと思ってて撮っても、その時の自分が、落ち込んでたりとか、辛い事があったりすると、出来上がった写真って、何かそこに、悲しみが、ひたひた流れているような気がするんですね。
だから、私も、旅に出て、日本に帰って来て、それで写真を見ると、「あ、ここに、その時の私の心が、そのまま写ってるんだ」と思ったんです。だから、色んな名所、旧跡の前でにっこりして、こうやって、写真を写って、これは、自分の顔が写ってる写真なんですけど、もう1つは、自分が写ってなく、自分が撮った写真っていうのが、一番自分が表れてるし、旅の思い出になるなあっていうの、何かちょっと、感じたんで、今回は、心を写す館にしたんです。
司会/すごい素敵なネーミングですよね。旅に写真は付き物ですけどもね、また、違った意味の、旅のヒントも、いっぱい詰まった本だなあと感じたんですけれども。
星野/写真だけじゃなくて、エッセイも、ちょっと短いものを、幾つか入れました。
司会/こちらのエッセイの方も、すごく自然体な、星野さんご自身が、「ああ、こういうふうにお考えになって、旅をなさっているんだ。旅に触れてるんだ」っていうふうに、私は感じたんですが、皆さんはどのようにお感じになるか、是非、サイン会、後ほどの、こちら販売もしておりますので、ご参加頂きたいなと思います。
さあ、星野さんとは、この後、旅について、じっくりとお話をうかがって参りたいと思うんです。もう1人の方、ゲストの方、今日は、お招きしております。
お待たせいたしました、ご紹介します。榎木孝明さんです。どうぞ、拍手でお迎え下さい。
榎木/どうも、こんにちは。榎木です。
司会/どうも、榎木さん、今日はお忙しい中、お越しくださいまして、ありがとうございます。
たくさんの方々、お越し頂いているんですけれども、今日は、旅という事で、お二人からお話をうかがって参りたいと思いますので、よろしくお願いします。
榎木孝明さんは、鹿児島県でお生まれになって、劇団四季を経て、俳優として、映画、テレビ、舞台で、活躍なさり、NHK連続テレビ小説では、「ロマンス」や、「かりん」などにご出演もなさったという、榎木孝明さんでございますけれども。
星野さんは、写真とエッセイで、そして、榎木さんは、絵と、そして、エッセイといってよろしいんでしょうかね。
榎木/はい、そうです。たまたま、読売新聞で、去年1年間、エッセイを担当しまして、それを講談社さんの方でまとめて頂いたのが、そちらなんですけれども。