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ところが、そこに音頭をとる方がいらっしゃって、元映画監督とかでね、この方が、今、旅館の、具体的に名前を出せば、亀の井別荘というんですけど、亀の井さんの若旦那でいらっしゃる、もう若くもなくなってきましたけど、そこのオーナーの方が、湯布院という町全体を、例えば、色も制限して赤とかは使わないとか、それで、町全体が、自分の旅館だけじゃなくて、町全体を、日本の人が来たくなるような雰囲気で、統一しようということで、非常に文化度が高い所ですよ。

そうしてるうちに、皆、だんだん、だんだん、口コミで広まってって、今や、人気NO1じゃないでしょうか。

 

萬田/そうですね。知らない人いないくらいじゃないですか、湯布院。

 

生島/上から見ると、本当に、隠れ里みたいな雰囲気がするんですよ。

僕がお邪魔した時は、紅葉の季節なんですが、山に湯煙が上がってる中で、紅葉が、はらはらっと落ちたりとか、もう、絶好。ちょうど秋だったもんですからね。その季節は、その季節で。また春は、春の良さがあると思うんですよ。

 

萬田/そうですよ。海外に6年行ってた人が、やっぱり日本の桜を見たくて、帰って来た。やっぱり、日本人で良かったっていうのを、言ってましたけど、本当に、桜って、きれいですね。桜を追って旅するというのも、良いと思いますよね。沖縄から、ずっと、こう、上に上がっていって。

今まで、そんなに、桜とか、関心もなかったですし、日本の景色にも、そんなに関心なかったですね、20代は。でも、ここ5、6年は、桜の蕾が咲いて、散って、葉桜になってとか、そういうの、全部、毎日見てても、飽きないです。だから、将来、家族じゃなくても、女友達とでもいいから、桜を追って旅するっていうのは、夢ですけどね。

 

生島/桜というのは、日本人にとっては、切っても切れない花でありますけどもね。この前、久米さんが、ニュースステーションで、「桜を見てる日本人の顔が好き」なんて、行ってましたけどもね。

やっぱり、桜は、何か、夜桜は特に、人の生き血を吸って、美しく咲いてるんじゃないかと、これは、坂口安吾が言ってたんですけど、これはまた、独特の表現だなと思いますが、何か、こう、散り際の美しさというのはね、日本人の心を表してるような感じもするんですけれども。

桜もありながら、花も楽しみながらですけど、温泉があって、そして、またそこで働く人たちも、日本の温泉も良い所は良いんですけど、だんだん、だんだん、人が旅行しなくなってきて、例えば、熱海なんかも、この前、僕が行って来たんですけど、一番活気のあった頃知ってますから、大分、閉めてしまった旅館とかあるわけですね。

でも、そういう町で暮らしてる人たちのためにも、何か、日本人は、個人資産が、1千300兆円くらい、貯金して、先行きが不安だから貯金するんですけど、自分自身にご褒美を与えるというか、そういう意味では、ちょっと行くと、気分が変わるんですよ。

だって、介護でね、家のかみさんなんかも、介護で疲れちゃうんですよ。私は、一生懸命働くんですけど、もう、働いてる僕の方は、スケジュールが取れないから、女友達と一緒に行ってこいと、旅に行って帰ってくるだけで、リフレッシュして、また、おばあちゃまの介護しようと思うわけですよ。そうじゃないと、やってられない部分、ありますよ。もう、おばあちゃまがどんどん、わがままになってますから。

何か、愚痴大会になりそうな感じありますけれど。たまには、介護する側もね、旅に行って、リフレッシュして、また、介護する。もう、長いマラソンレースですから。

 

萬田/私も、母と一緒に暮らしてますけど、私は仕事に出て、楽しくやってますよ。で、この間、たまたま、賞で、沖縄旅行があたったんです。私は行かないから、それを母にあげて、今、行ってますけど、荷造りする時から、うきうきしてますよね。もう、何ていうんですか、修学旅行に行くような、学生のような気分になるんでしょうね。6泊7日の旅に行ってますよ。

本当に、旅というのは、多分、リフレッシュして帰って来て、また、その愚痴が多かったのが、なくなると思います。

 

 

 

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