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この整理を進めるにあたって、以下の手順で研究をすすめた。

a. 現在の四要素の相互作用を整理する

b. 地球史上の現象、事件、成分、活動などの事項を抽出する

c. 抽出された事項からキーワードの選択

d. キーワードに基づく相互作用の「進化」として整理する

e. 全体として体系化をはかり、まとめとする。

 

アプローチ2

野外調査に基づく現場検証が第二のアプローチである。自然史学は実物主義である。実物に触れる感触やその体験や今までの経験から導かれるイメージが自然史学の重要なモティベーションとなっている。市民に実物を直接触ることや自然を直接見せることは強烈な印象を与えることしいては自然へのいざないとなる。伝える側も地球史における重大事件の起きた現場を見て実感するも不可欠である。現場感覚あるいは実物の実感、質感は、上記の事項やキーワードを整理する上で重要となる。

 

IV 研究成果

年次ごとに進めてきた、研究成果を、戦略で述べた2つのアプローチでまとめる。

 

IV-1 アプローチ1

キーワードの抽出方法とその提示法の考案(1年目:1998年)

地球史における重要な現象、事件、成分、活動などの事項を抽出した(付表1)。抽出した事項を整理するために、地球の生い立ちと冥王代(45億5000万〜38億年前)の地球の姿に関する研究動向を総括から、その方法を考えた(付図2)。

時代ごとのキーワードの抽出(2年目:1999年)

地球史を概観し(付図3)、抽出した事項を時代ごとに区分して、階層と要素に分けて区分した(付表2〜5)。

キーワードに基づく相互作用の進化の整理(3年目:2000年)

地球史の時代区分ごとに関わるキーワードに着目して、相互作用の進化を整理した(付図4)。さらに、時代にかかわらず存在する普遍的キーワードをまとめた(付図5)

 

IV-2 アプローチ2

現場検証をおこなった目的とその場所(付図6)とその景観(付図7)をまとめる。

 

1998年

○最古の生命化石産地の地質調査

オーストラリア、西オーストラリア州ピルバラ地域(9月29日〜10月10日)

 

 

 

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