闘鶏用の鶏を飼っている住人がいた(鶏は足が縄でつながれている)。鶏の毛並みは整っていた。優勝をした鶏の価値は5,000ペソという。「鶏一匹がこんなにするんだ!車より人間の命のほうが安い国に於いて、鶏もかなりすごい生き物だぞ、そう簡単に食べてはいけないのではないか」という気がした。
16ペソでビーチサンダルを買った人もいる。60ペソと聞き間違えて「こんなもんか」と60ペソを差し出したら、売り子のおばちゃんに「違うわよー16ペソでいいのよー」と言われていた。16と60のヒアリングはやはり難しいようだ。トイレを借りた人の報告によると、水洗トイレだったとか。外には井戸があった。一方、家を何とか建てたが収入の道もなく、無心を求める村人もいた。
バスの中では、「NEEM」と言う薬草について豆知識を得た。これは、ハーブの一種である。若い芽は、出産後の女性が体力回復のために生で食べるとか。育ってしまった葉は、油にしてランプの中に入れ、蚊よけにするそうだ。なんでも興味津々のYさんは、普通の葉を口に入れ、隣に座っていたTさんにとめられたのであった。 (竹田)