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15:45〜17:00 フリーディスカッション(Part 2)―公衆衛生活動を中心に―

(座長) 厚生省 保健医療局 局長 篠崎英夫 先生

 

篠崎先生のWPRO(WHO西太平洋地域事務局、本部フィリピン)での経験談をふまえての、日本人の国際杜会における立場についての変化に関する話が中心であった。

日本人の中嶋宏氏が所長となるまで、WPROでは第二次大戦時の日本軍の行為や、敗戦国であるということ、黄色人種であること等による差別が存在したという。中嶋氏は1988年から10年間WHO事務局長を務められた。最近は日本のイメージも改善してきているという。

また、WHOの事務局長のブルントラント氏はマラリア対策、EBM(Evidence based medicine)、たばこ対策という3つのスローガンをあげているという。彼女はノルウェー首相時代に、国内たばこ撲滅に成功したそうである。

 

18:00〜 懇親会(於 国立国際医療センター地下食堂)

 

講義をして下さった先生方に、国立国際医療センター国際医療協力局の先生方、国際保健協力フィールドワーク・フェローシップの先輩も交えての懇親会で、いろいろなお話を伺うことができた。また、参加者同士の交流を深める最初の機会となった。

 

初日にして、密なスケジュールであり、先生方や参加者の方々から、たくさんの刺激を受けた。受け皿を大きくしないことには、今にも容量オーバーしてしまいそうであった。 (梶村)

 

 

 

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