・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ:女性の地位向上
・非喫煙社会へ率先して取り組む。
・ヘルスセクターを発展させる。
・効果的な活動を行うための努力をする。(他組織との協力、広報技術)
・タバコを無くすには、それにまつわる経済問題(例えば農民や商人)を処理しなくてはならない。WHOでは他の農作物への転換を奨励している。
・禁煙のターゲットは若者である。(長年吸い続けた人を止めさせるのは困難)
・food borbe diseaseやwater borne diseaseを無くすには臨床的な観点からだけでなく、問題の大元を考える必要がある。
Dr. A. Ron:Director, Health Sector Development
・貧困を改善しなければタバコ(=農作物)の問題を解決することはできない。
WHOはタバコや麻薬に頼らない農業への転換を奨励している。
・ヘルスシステムに対する代価を誰が払っていくのか−保険がない国もある。
・医療従事者としてお金の流れ、それと自分との関わりを知るべきである。
(自分たちのする医療行為の財源がどこから来ているのか、流れを知るように)
・どの要因が患者を救うのかをいつも考えるべきである。→drug resistance
・都市と地方の格差:Primary Health Care―初期医療―が重要
・病院経営をよい状態に保つにはhealth economicsを考えなければならない。
・最小限の医療行為(投薬や検査)を維持すること。
(不必要なCT scanは医療にかかるコストを上昇させる)
・薬はどの程度必要なのか−WHOではNational use drugを決めている。
・Wild Childはどこの問題か。家庭か、環境か。
・児童虐待に対する心構え(例えば子供が火傷で受診してきたらレポートすることが必要な時代である。)
Dr. R. Nesbit:Director, Programme Management
公衆衛生というマクロからの健康分野へのアプローチを強調され、この国際機関における働きを大まかに解説していただいた。
公衆衛生は、健康な杜会のためにあり、臨床医学が個々の人間を相手にしているのと異なる視点を持つ。前者は疫学であり、後者はいわゆる医者である。マクロな視点からの試みは、より大きなインパクトを持ち、より大きな達成感が得られる。
宗教上から生じる対処の難しい問題も生じてくる。イスラム教の国での制約や地域杜会での古くからある伝統産婆との関係、カトリックにおける避妊などいろいろである。
WHOの働きには大きく分けて、二つあり、一つはいろいろなガイドラインをつくり、標準化を行うこと。もう一つはフィールドワークというかたちで現場に出ていくことである。