(1) マラリア流行のきっかけ
・大規模の開発事業
・大規模の人口移動
・都市の拡張
・気象異常
・自然災害戦争
・マラリア対策の成功
・対策組織の崩壊である
クロロキン耐性やメフロキン耐性のマラリアが増えてきたことが問題点。現在、最後の切り札としてのキニン、メフロキンの耐性は、タイで40%
(2) 土壌伝播線虫
寄生虫の害は多様
・身体的発育障害
・認知能力の低下(学童の学校の成績が悪い原因の一つと考えられる。特に女児)
→一人の子供をわずかUS$8〜10で10年間認知能力を障害せずに守ることができる。
・妊婦への影響大
・オンコセルカにより失明→QOL、労働力の質の低下
(3) なぜ今寄生虫なのか?
⇒橋本イニシアチブによる。[国際協調、研究の推進。効果的プログラムの実施。各国が各々の対策をする]
癌治療などと違い、cost-effectivenessが非常によい。つまり、治療費が安く、従って同じ投資で効果が大きい。
13:30〜15:30 (Part1)
フリーディスカッション
―国際協力を中心に―
<座長>国立国際医療センター 第6内科医長 喜多悦子 先生
厚生省保健医療局エイズ疾病対策課 課長 麦谷眞里 先生
国立国際医療センター 国際医療協力局派遣協力第一課派遣協力専門官 仲佐保 先生
特定非営利活動法人日本医療救援機構(MeRU)代表 鎌田裕十朗 先生
○国際協力に必要なもの
1. 語学力(TOEFL 550以上など):しかし、これの占める割合は少ない。
2. MASTERを取る:日本で取得したdegreeにプラスして。WHOはこれがないとdirectorになれない。
3. 日々のコミュニケーションで自分を培う。いろんなことを勉強する:これをしないとパーティーやジョークに入っていけない。近代史をやっておかないと厳しい。