「DAN YEAR 2000」が神奈川県を中心に全国で30回を超える公演の運びとなりましたことを心からお祝い申し上げます。
昨年秋、團伊玖磨先生が文化功労者に選出されましたことは、私たちの記憶に新しいところであり、誠に喜ばしく存じます。また、千年紀の記念すべき年に、燦然と輝く業績を築き上げてこられた先生の足跡を振り返る素晴らしい「時」が与えられたようで大変嬉しく思います。
このたびの「DAN YEAR 2000」のプログラムには、オペラ「夕鶴」、歌曲、童謡、郷土への慈しみを曲に託した郷土讃歌などの一連の作晶群とともに、シンポジウムや写真展など、盛りだくさんのイベントが企画されています。
なかでも横須賀市民の合唱団と佐世保市民合唱団の皆様の交流演奏会が開催できますことは、私たち横須賀市民にとりましては、大きな喜びとするところです。
横須賀市は海・ひと・未来が輝く「国際海の手文化都市」を都市像に掲げ、新しい時代にふさわしい街づくりに取り組んでいます。特に、先生には、文化振興審議会委員長、(財)シアターセンター副理事長、よこすか芸術劇場芸術アドバイザーとして本市の文化発展に多方面にわたり大きな事績を残していただいています。
横須賀の文化・風土をこよなく愛し、横須賀に永く住まわれる團先生は私たち市民の誇りであり、先生のご活躍がこれからも末永く続くことを心からお祈りしています。
おわりに、「DAN YEAR 2000」の企画運営に当初からご尽力された(財)神奈川芸術文化財団をはじめ、多くの関係の皆様に厚くお礼申し上げます。