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8/10(木)

記念公演(第二部)

常磐公園特設舞台

 

●当麻幡龍太鼓<北海道> ●丘珠獅子舞<北海道> ●高千穂夜神楽<宮崎県> ●アイヌ古式舞踊<北海道> ●御陣乗太鼓<石川県> ●追分馬子唄<長野県> ●越後追分<新潟県> ●江差追分<北海道> ●阿波踊り<徳島県>

17:20〜19:10

 

当麻幡龍(とうまばんりゅう)太鼓

北海道当麻町

出演/当麻幡龍太鼓保存会

 

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北海道天然記念物指定の鍾乳洞(蝦夷鍾乳洞)にまつわる伝説(昔、雲の中から突然二頭の夫婦龍が現れ、大空を飛んだり、大地を駆け回ったりしているところを見て、その龍を守り神にし、この地の発展を願った)より産まれた幡龍太鼓は屯田兵(とんでんへい)と龍の共存を力強く表現する。

 

丘珠獅子舞(おかだまししまい)

北海道札幌市

出演/丘珠獅子舞保存会

市指定無形民俗文化財

 

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明治二五年頃に富山県より伝承され、開拓者の精神的よりどころとして忠実に伝承されている。勇壮であり躍動感に溢れ、一瞬たりとも目が離せない舞である。砺波(となみ)獅子の系譜で胴幕(かや)の中に大勢の人が入る百足獅子である。

 

高千穂夜(たかちほよ)神楽

宮崎県高干穂町

出演/高干穂町二上神社神楽保存会

国指定重要無形民俗文化財

 

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「はるかなる 神代はここに創(はじ)まりぬ 高千穂村の山青くして」歌人が詠んだ歌である。日本の古典に皇祖発祥(こうそはっしょう)の地と明記されている高千穂には多くの神話・伝説と史跡がある。高千穂夜神楽は、その年の農作を感謝し、来る年の無事を祈り、鎮守の氏神様を神楽宿(やど)(民家)に招き夕刻から翌昼まで神楽三十三番を舞うのがしきたりであり、祖先が頑固に守り続け伝承した高千穂特有の文化が息づいている。

 

アイヌ古式(こしき)舞踊

北海道旭川市

出演/旭川チカップニ・アイヌ民族文化保存会

国指定重要無形民俗文化財

 

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北海道一円に居住しているアイヌの人々により伝承され様々な行事・祝宴に際して踊られる。アイヌの人々の独自の信仰に根差している歌舞(かぶ)で、その様式はきわめて古態(こたい)をとどめているものが多いことから、古式舞踊と呼ばれる。アイヌ古式舞踊は、熊送り・フクロウ祭り・菱(ひし)の実祭りなどアイヌの人々の主要な祭で踊られてきたほか、家庭生活における各種行事の祝宴の際にも踊られる。

 

御陣乗(ごじんじょ)太鼓

石川県輪島市

出演/御陣乗太鼓保存会

県指定無形民俗文化財

 

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夜叉面(やしゃめん)だるま面、女幽霊面などをつけた妖気迫る六人の打ち手が入れ代わり、また全員で大太鼓を乱れ打つ芸能。天正五年(一五七七年)に攻め込んだ上杉謙信勢を村人たちが鬼面(きめん)や海草をつけ、太鼓を打ち鳴らして夜襲をかけ追い払ったと言う。以来、白山(はくさん)神社の神輿の先導を努め芸能化された。海の底から響いてくるような迫力ある太鼓が人々を魅了する。

 

 

 

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