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西馬音内(にしもない)盆踊り

秋田県羽後(うご)町

出演/西馬音内盆踊り保存会

国指定重要無形民俗文化財

 

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秋田県羽後町で豊年祈願や盆供養のために始められたという伝統行事。踊る場所は、街の大道りで要所要所に篝火(かがりび)を焚き、道いっぱいに大きな輪踊りを広げる。踊り手の女性は、亡者を思わせる彦三頭巾や、編笠を深く被り美しい端縫(はぬ)い(古い端布を縫い合わせた)衣裳を身にまとい、艶麗(えんれい)な所作が醸し出す情緒纏綿(てんめん)な雰囲気は、日本の代表的な盆踊りの一つである。それとは対照的に、賑やかで野性的に鳴り響く囃子の音は、幻想的なムードを盛り上げている。

 

雨竜町獅子(うりゅうちょうしし)神楽

北海道雨竜町

出演/雨竜町獅子神楽保存会

 

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雨竜町は、雨竜農場として主に徳島県人により開村されたが、後に移住してきた富山県民が今では大多数を占めるようになった。獅子舞は富山県民がもたらした生活文化のひとつではあるが他県出身者も共通に担ぐようになり母村文化の象徴であり、生活の支えとなった。雨竜町獅子神楽は、下新川(しもにいかわ)を中心とする地方から伝承された二人立ち獅子舞ではあるが、通称暴れ獅子といわれ、動きの激しさが特徴である。

 

◆お迎えの舞

●旭川獅子舞(ししまい)(北海道旭川市)

出演/上川神社獅子舞部

 

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富山県黒部市釈迦堂で行われていた獅子舞が大正7年に富山県出身者の手により伝承された。演目は「ボウボウドリ」「猩々(しょうじょう)」「唐草(からくさ)」などで、荷馬車の荷台を屋形船仁仕立てて、荷台の上で舞うものである。現在、黒部市釈迦堂の獅子舞は釈迦堂では伝承されていない。旭川獅子舞は下新川(しもにいかわ)の地方を中心とする二人立ち獅子舞である。

●雨紛(うぶん)囃子

 

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