そして、98年頃から新しい品種が次々と登場しています。これまでのいちごの品種の盛衰を見ると、新たに登場したもの程、「より甘く」「酸味は少なく」「より大粒」になっているといいます。「この3つの傾向は日本特有です。甘くて柔らかいものを好むようになった日本人の食生活が反映しているのでしょう」と、イノウエさんは分析しています。
あと数年すれば、各品種に対する市場の評価が定まり、流通するのは2、3品種に絞られるだろうとイノウエさんは予想しています。それ迄のこの1、2年にいろいろな種類のいちごを食べ比べてみてはいかがでしょうか。