患者が正しい治療方法を知って、合併症を防ぐには、医師、看護婦、栄養士らによる療養指導が欠かせません。とろこが、日本糖尿病学会が認定する糖尿病専門医は、現在全国で約2500人しかいません。希望者に一定期間入院してもらって、集中的に指導するなど、積極的に取り組む病院もありますが、看護婦や栄養士がそれぞれの専門分野ごとに医師の指示で患者指導をするのが精一杯で、総合的な療養指導にまでなかなか手が回らないのが現状です。
このような状況の中で糖尿病に関する総合的な知識を持ち、生活全般についてアドバイスできるスタッフの養成を目指す動きが出てきました。