先鞭をつけたのは福岡県の筑後地域と佐賀県で、97年に発足した「筑後佐賀糖尿病療養指導士」制度です。これは同地域における糖尿病教育に必要な正しい知識と技能を身に付けたスタッフの養成を目的とするものです。糖尿病専門医、栄養士、看護婦などからなる認定委員会による認定試験が行われています。これまでに医師、看護婦、薬剤師ら165人が合格し、地域の療養指導の中心的な役割を果たしています。
そして、この全国版ともいえる「日本糖尿病療養指導士」制度が今年発足しました。すでに試験実施主体となる認定機構も設立され、来春には日本糖尿病療養指導士が誕生する見通しです。