「メディカルケア」
糖尿病の療養指導
糖尿病の治療には、患者が自己管理しなければならないという難しさがあります。日常生活の中で食事療法やインシュリン自己注射などの治療を続け、網膜症やじん症という合併症が表れないように、血糖値をコントロールするのです。患者が医師の指示を正しく理解して療養生活を送れるようにと、来年の春には患者の健康維持を支援する日本糖尿病療養指導士が登場します。
厚生省の調査によると、糖尿病、成人症により人工透析を始めた患者は、1980年には年間790人だったのが、97年には約1万人になるなど、合併症は激増しています。