きっかけは5年前。坂部さんが、内田さんと東京都内の地下鉄の駅を歩いていて、階段の手すりの始まりと終わりにある点字表示を読んだ内田さんが、｢手すりについている点字が続いていれば、歩く楽しみが増えて面白いのに｣と冗談で話したことから。

坂部さんはこの言葉がずっとひっかかっていました。階段を何百段も上がる機会の少ない視覚障害者に、｢階段を上りながら高さを感じて欲しい｣と、昨年東京タワーに点字を貼ることを思いつきました。

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