身寄りのない人からの生前の申込にも、引取りの手続きを決めた上で対応するとのこと。これまでに「故人が自然を愛していた」、「子供に迷惑をかけたくない」などと13件の申込がありました。
遺灰(火葬した灰)を海に流したり山に撒いたりする「散骨」とは自然志向の点で似ていますが、墓地として許可を受けた場所に埋葬する所が大きな違いです。
チサカ住職は「樹木葬は自然にかえる葬法であると同時に、里山を荒廃から守る取り組みでもある」と説明します。北上川流域の自然保護に携わってきたチサカ住職は、人の手が入らなくなって荒れていく雑木林に目を向けました。