「今月の話題」
自然にかえる樹木葬
遺骨を山林に埋め、墓標として植樹する「樹木葬」が岩手県一関市で始まりました。日本初という樹木葬は、昨年11月11日、地元の祥雲寺住職チサカゲンポウさんが見守る中で営まれました。墓地は寺が所有する雑木林。1996年に亡くなった人の遺族が深さ30cm程の穴を掘って骨壷から出した遺骨を埋めました。土を戻した上には墓石の代わりに山ツツジが植えられました。
住職は臨済宗ですが、埋葬される人の宗教や宗派は問わないそうです。埋葬した遺族の後継ぎがいなくても、墓は33年間は保護されます。