Aさんは、なんとなくうわさの二人の様子を観察していると、妙になれなれしいような気もする。しかしCさんはどうかというと、以前のような元気さがなく、職場の中で孤立しているようにも見える。
ケース5:ある日、Aさん(女性)は、同僚のBさん(女性)からこんな相談を受けた。
「課長ったらひどいのよ。私、二人目の子どもを妊娠したでしょ。で、育児休暇の相談に課長のところに行ったら、『それは困る。うちのセクションはとっても忙しいんだから、育児休暇なんて取ってもらっちゃ、とてもまわらないよ。休むんだったら、辞めてもらわないと…』ですって。そんなこと言われたって、私だってどうしたらいいか分からないわ」
ケース6:ある日、Aさん(女性)は、同僚のBさん(女性)からこんな相談を受けた。
「実は隣の部のCさん(男性)のことなんだけど、困っているのよ。ここ3ヶ月くらいつきまとわれて、ほとんどストーカー状態なの。1回だけ食事に付き合ったことがあるんだけど、それも『あなたとは付き合う気はない』ということを伝えるためで、もちろん、はっきりと言ったわ。でも相手は全くお構いなし。自宅にまで電話してきて、『僕は君なしでは生きていけない。結婚して欲しい』なんて言うのよ。なんだか気持ち悪くて…。どうしたらいいのかしら」
ケース7:ある日、Aさん(男性)は、同僚の女性数名からこんな相談を受けた。