また、当然、土曜日、日曜日は休みということになりますし、実際には毎日ではなくて、週何回とか、月に何回というところも多いようです。
理想的には毎日、場合によっては勤務時間終了後の時間帯にもということになると思いますが、実現はなかなか困難かもしれません。
もっとも、相談に来る人数にもよりますし、開店休業のような状態でもどうかと思いますから、最初は予約制で様子を見ながら、開室の日数や時間を考えていくということになるでしょう。一方で、ただ相談に来る人の数さえ増えればいいということでもありませんが、とにかく目的は気軽に来られるということを第一にということになります。
場合によっては、夜間、土曜日、日曜日に診療を行っている専門医などとの連携というのも考えてみる余地があるかもしれません。
相談という場合は、診療というのとは違いますので、部屋の設営にも少し工夫をする必要があります。もっとも、一般診療の場合でも医師が患者より偉いということはないわけですが、相談やカウンセリングの場合も全く同列というわけではないにしても、相談に来る人やカウンセリングを受ける人たちが余り相談員やカウンセラーを意識しすぎないようにするためには、診療室のような雰囲気でない方がいいでしょう。具体的なことまでは、特に説明を要しないと思います。
職場内の相談室では、実際にはやむを得ず診療室を代用するようなこともありましたが、やはりできれば、ソフトで重苦しさを感じさせない相談室ということが望まれます。気軽に来られるようにということはいいましたが、やはり相談に来る人たちは、何かしら心に問題を抱えているわけですから。
相談室という形状のありようや運営などについて述べてみましたが、より大事なことは相談員の問題でしょう。
その前にどのような相談があるのだろうかということになりますが、相談室をどのような性格のものにするかということの関係があります。