おわりに
カウンセリング・マインド養成のためにという主旨に添った内容として十分であったかどうかという点では、少し問題があるかとも思いますが、職場におけるストレスの成り立ちや、それから起こってくるであろうということについて、一部は個人個人の対応の仕方を取り上げ、特に職場としてのメンタルヘルスヘの取り組みについて述べてみました。
第2巻では、主として総論的部分を、そして第3巻では、各論的部分を書き分けております。
このマニュアルの目的からすると、上司や監督者の人たちの考え方や部下への対処の仕方が重要になるであろうということで、その辺に少し重点をおき、一方で、職場のメンタルヘルスと関係のありそうな事項や問題について取り上げてみました。説明の関係で、冗長にわたる部分があったり、重複するところがあったかと思います。また多分に、個人的な見解や自分なりの解釈といったところも多かったかと思いますので、ご指摘やご意見をいただきたいと考えています。
内容の一部に個人名を挙げて引用させていただいたところがありますが、その他にも多くの成書や論文などを参考にさせていただきました。参考文献等を挙げると大変多くにわたってきりがありませんので、割愛させていただくことにして、あわせて感謝の意だけ示させていただくことにしました。
少しでも、役に立つことがあれば幸いだと考えています。
