結局、上司としては、部下の資質をよく見極め、一方的な自分の思い込みで対応することのないように、それがまた、適材適所というところへもつながっていき、職場不適応の予防ということにもなるわけで、まあこの辺がカウンセリング・マインドと考えてもいいのかもしれません。
職場におけるカウンセリング
(専門カウンセラーのいない場合)
だれが:−
職場の状況に明るい年配の人
周りから信頼されている人格円満な人
公平な立場に立てる人
どういう心構えで:−
親身になってきく
自分の意見を主張し過ぎない
プライバシーを守ること
相手にもこの事をよく分かってもらう
相手のプライドを傷つけない配慮
具体的には:−
時間をかけて相手の話をきく
言いたいだけ言わせる
結論がでなくてもそれだけでカウンセリングの効果がある
場所、雰囲気に十分配慮する
その後の対処は:−
結論がでなければ次の機会を作る
相手にも問題点を整理してくるように勧める
本人の同意があれば内容によって
* 内部では、直接の上司・人事課・厚生課など
* 家族
* 健康管理医、精神科専門医
* 専門カウンセラー、法律専門家 への連絡
もっとも、ここで述べた職場のアメニティとか、職場環境の問題、まただれにでもストレスはあるわけで、それらの対応については、上司だけがということではもちろんなく、職場全体が考えていかなければならないことはいうまでもないことです。