しかることにより、確かに問題の行動は、減ることになりますが、その後の人間関係に微妙に影響を与えます。プラス面よりもマイナス面の方がはるかに多いように思います。しかり方によっては、職員の仕事への意欲が軽減してしまい、自己評価の低下が生じたりします。上手なほめ方と上手なしかり方について簡単にまとめておきましょう。ほめたり、しかったりする時には自分の現状に合った工夫や配慮を凝らしてみるとより効果的になるでしょう。
【上手なほめ方】
・ 遠慮・気兼ねをしない
・ 相手のほめてほしい所を見抜く
・ お世辞はいわない…オーバーにならないようにする
・ 心をこめて、自分もうれしい気持ちを表す
・ 一人一人に適したほめ方で具体的にほめる
・ タイミングや場面を考慮する…人前でほめることも効果的な場合がある
・ 公平にほめる
【上手なしかり方】
・ 相手のプライドを傷つけない…人格を否定しない
・ 冷静な口調で丁寧にしかる…イライラした気分ではしからない
・ しつこくならないようにする
・ 真剣に威厳をもった態度でしかる
・ 個人差を考慮してしかる
・ 公平にしかる
・ まずはほめてからしかる
3] アフターフォロー
例えば、部下が何か問題を抱えていて相談を受けた場合に、一通り面談が終了し、解決への方向を相互に確認した後は、アフターフォローが必要です。