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閉ざされた質問ばかりしていると、会話が終わったあとに「話が思うようにできなかった」「聴いてほしいことを聴いてくれなかった」という印象が残ってしまいます。プライバシーに関するような事は、閉じた質問で感触をみるのもいいでしょう。相手が嫌がる質問は、後回しにしてもっと信頼関係を深くする必要があります。

・ 選択的質問

いくつかの選択肢を示して、相手に選択してもらう質問です。例えば、評価面談の最終段階などで、目標達成への解決方法や代替案の提示をするときに使用します。選択結果を予想して誘導的に質問を使用しますが、選択については相手の自主性を尊重します。

オ 「支持のスキル」を使ってみる

会話の中で相手が自己嫌悪や不安、自己否定の態度や言い方をしている場合には、精神的にサポートをしてあげます。不安感や自信が欠如している場合は、安心して会話ができないものです。支持は相手の不安や迷いを取り除いてこちらの考えを述べる形でなされます。例えば、まだ大きな実績を上げていない新人に対して、「確かに先輩と比べるとまだ実績は低いけれど、少しずつ伸びているのだから、あなたのやり方は間違っていないと思うよ」などと相手を肯定します。

ただし、何の根拠もなく、安易な支持の連発は、「お調子者」「気休め」という印象を与えますから、注意が必要です。支持は、相手が無用な心配をしている場合や正しいと思っていても確信が持てずにいる場合に、こちらから保障をしてあげるつもりで行うことです。

カ 観察をすることも重要

会話の中では、相手は貴重なメッセージを出しているものです。相手の話のポイントをとらえるためには、観察力が欠かせません。観察に際しては、相手の言語的な要素と非言語的な要素の基本パターンや微妙な変化に気付くことが大切です。

 

 

 

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