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オ 自己開示法

カウンセラーからみると相談者がどう見えるか率直な感想を述べたり、必要に応じてカウンセラーの体験談を述べたりすることです。つまり、フィードバック法が相手の事実を指摘することに対して、自分のことを自分で言うことを自己開示法といいます。この技法のねらいはカウンセラーの共感的理解を相談者に伝達することにあります。つまりカウンセラーが自分の感情、価値観、状況などを正直に表明することです。これにより相談者は、それをモデルとして自分を開きやすくなるし、カウンセラーに対して親しみを覚えるようになるため、面接効果が上がるのです。

カ 情報提供法

相談者に不足している情報を伝え、積極的に問題解決を支援するという方法です。ここでは幅広い知識とコンサルティング能力が必要となってきます。しかしその中でどれを選ぶかの最終判断は、本人に任せるということが重要です。

キ 積極的要約法

カウンセラーが今まで述べてきた自分の発言内容を整理し、もう一度要点を整理して述べることをいいます。それによって相談者は自分の問題を客観的に見つめ直し、自分で自分の感情を整理できるようになるのです。

3] 対決技法について

上記のような「かかわり技法」「積極技法」のあとに、この対決技法があります。これは、相談者の発言内容の不一致、言語的表現と非言語的表現の不一致など、矛盾した姿に気付き、温かくかつ率直にそれを表現することです。ここで大切なことは、相談者の揚げ足をとるのではなく、「その矛盾を相談者がどう自分の中で受け止めているかを理解したい」という気持ちを表現することです。それが相談者の自己直面化を支援する事になります。

 

 

 

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