熱く語ることも監督者には重要なポイントといえます。
オ 自己主張・責任
自己主張とは、引くに引けない線をおかされた時にき然として「ノー」といえることです。例えば自分が無視されたり、過剰な要求を突きつけられたり、プライドが傷つけられたりした時には断固として自分の考えを述べなくてはなりません。部下に対してもしかるべき時には、しかることも必要です。最近はちょっとしかっただけで辞めてしまうからと部下をしかることのできない人がいます。それでは部下はついてきません。しかることはあってもそれ以上にほめればいいのです。そしていざという時には毅然と部下をかばって自己主張ができるように心掛けておけば、部下が困った時に安心して頼れることができるのです。
3] 相談業務に従事する人の心掛け
次に相談業務に従事している人の場合の心掛けについてふれておきましょう。相談業務を受けもっている場合は、準専門家としての対応をする必要があります。職員の能力の開発というよりも悩みの解決という点に重点がおかれます。
ア 守秘義務を守る
直接相談室に相談をしにくる場合は、上司にも言えず切羽詰まった時が多いものです。相談した内容は秘密を守るという雰囲気を作って安心してもらいます。上司に相談する必要があれば、本人の了解を得てから話をします。すべてを話すのではなく、選択をして、話しておいた方がよいと思われることだけを話します。